悪と往生 : 親鸞を裏切る『歎異抄』
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書誌事項
悪と往生 : 親鸞を裏切る『歎異抄』
(中公新書, 1512)
中央公論新社, 2000.1
- タイトル別名
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悪と往生 : 親鸞を裏切る歎異抄
- タイトル読み
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アク ト オウジョウ : シンラン オ ウラギル 『タンニショウ』
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内容説明・目次
内容説明
親鸞の教えと『歎異抄』の間には絶対的な距離がある。この距離の意味を考えない限り、日本における「根元悪」の問題も、「悪人」の救済という課題も解けはしない。中世以来、あたまの人々の心を捉え読み継がれてきた『歎異抄』は、弟子・唯円の手になる聞き書きであった。だがその唯円は、「裏切る弟子」=ユダではなかったか。本書は、現代社会に濃い影を落とす「悪」という難題に正面から対峙して立つ。—著者の親鸞理解の到達点。
目次
- 1 悪と罪
- 2 「宿業」と「不条理」
- 3 裏切る「弟子」
- 4 唯円の懐疑
- 5 唯円とユダ
- 6 正統と異端
- 7 個とひとり
- 8 「親鸞一人」の位相
- 9 「自然」と「無上仏」
- 10 唯円の作為
- 11 住生について
「BOOKデータベース」 より