ミトコンドリアはどこからきたか : 生命40億年を遡る
著者
書誌事項
ミトコンドリアはどこからきたか : 生命40億年を遡る
(NHKブックス, 887)
日本放送出版協会, 2000.6
- タイトル読み
-
ミトコンドリア ワ ドコカラ キタカ : セイメイ 40オクネン オ サカノボル
大学図書館所蔵 件 / 全328件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
参考書及び文献: p286-294
内容説明・目次
内容説明
私たちの細胞の中で身体をつくり、エネルギーを生み出すミトコンドリアは、真核生物と別の生物が助け合う、共生によって生まれたものとされてきた。しかし、近年の研究成果によって、宿主真核生物が遺伝子の90%を奪い取り、強いものが弱いものを支配するという“収奪的共生”によって誕生したことがわかった。分裂を制御する“リング”の発見、二次・三次共生における細胞内小器官の消失、母性遺伝など、数々の証拠からミトコンドリアの誕生と謎について大胆に推理・論証してゆく。生命は誕生以来、巧妙な細胞分裂や、進化を生み出す性の仕組みをつくりあげ、ミトコンドリア、葉緑体を得て、地球を覆う多様な生命の諸相を出現させたのである。闘う生物学者の半生をかけて、生命誌はいま書き換えられる。
目次
- 第1章 分子から生命へ
- 第2章 ミトコンドリアの祖先の誕生
- 第3章 宿主真核生物は何か
- 第4章 原生生物細胞へ入り込んだエネルギー発電所
- 第5章 植物のミトコンドリアからの手紙
- 第6章 菌類へ侵入したミトコンドリア
- 第7章 ミトコンドリアで辿る動物細胞の進化
「BOOKデータベース」 より