原史東南アジア世界
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原史東南アジア世界
(岩波講座東南アジア史 / 池端雪浦 [ほか] 編集委員, 第1巻)
岩波書店, 2001.6
- タイトル読み
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ゲンシ トウナン アジア セカイ
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注記
編者名「山本達郎」は標題紙裏による
参考・参照文献: 各章末
月報あり
収録内容
- 東南アジアの原史 : 歴史圏の誕生 / 桜井由躬雄著
- 狩猟採集生活の時代 / 今村啓爾著
- 東南アジアにおける稲作の始まり / 横倉雅幸著
- 金属器の出現と首長制社会の成立へ / 新田栄治著
- 南海交易ネットワークの成立 / 桜井由躬雄著
- 「中国」と「東南アジア」のはざまで / 林謙一郎著
- カンボジア平原・メコンデルタ / 石澤良昭著
- 綿布と旭日銀貨 : ピュー、ドゥヴァーラヴァティー、扶南 / 伊東利勝著
- 林邑と環王 / 山形眞理子, 桃木至朗著
- マラッカ海峡交易世界の変遷 / 深見純生著
- ジャワの初期王権 / 深見純生著
- 古代・中世東南アジアにおける文化発展とインド洋ネットワーク / 辛島昇著
内容説明・目次
内容説明
東南アジアの平原や森の中に無数の巨大遺跡が眠っている。都市遺跡、寺院遺跡、そして美術品の数々。しかし、それらは誰がいつ、なんのために建てたのだろうか。古代中国の諸文献には、一〇世紀以前の東南アジアには多くの国際港市があり、中国諸王朝に朝貢する「王国」を形作っていたとする。しかし、その王国のどれもが、現在の東南アジアの諸国には連続しない。その時代は間違いなく東南アジア世界の歴史の基礎を形成しているが、なお歴史構造の中に位置を与えられない。これを原史と呼ぶ。本巻では、原史の東南アジアを求めて、現在にまで到達しえた研究地点を総括し、さらに新たな仮説をもって挑む。
目次
- 総説 東南アジアの原史—歴史圏の誕生
- 1 原史東南アジアの展開(狩猟採集生活の時代;東南アジアにおける稲作の始まり;金属器の出現と首長制社会の成立へ)
- 2 初期国家の成立—10世紀まで(南海交易ネットワークの成立;「中国」と「東南アジア」のはざまで;カンボジア平原・メコンデルタ;綿布と旭日銀貨;林邑と環王;マラッカ海峡交易世界の変遷;ジャワの初期王朝;古代・中世東南アジアにおける文化発展とインド洋ネットワーク)
「BOOKデータベース」 より