大塚久雄と丸山眞男 : 動員、主体、戦争責任

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大塚久雄と丸山眞男 : 動員、主体、戦争責任

中野敏男著

青土社, 2001.12

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大塚久雄と丸山真男 : 動員主体戦争責任

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オオツカ ヒサオ ト マルヤマ マサオ : ドウイン シュタイ センソウ セキニン

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索引: 巻末pi-viii

Description and Table of Contents

Description

大塚久雄と丸山真男は、国民を「自由な主体」として「動員」しようとする志向を、戦中から一貫して保持しつづけた。この「動員の思想」は、現在の「市民ボランティア」運動にも流れ込んでいる—「戦後啓蒙」を担った二人の思想と営為を、戦中の初出雑誌まで遡りながら読み直し、戦後日本思想史の常識を塗りかえる。

Table of Contents

  • 第１章　最高度自発性の生産力—大塚久雄におけるヴェーバー研究の意味（見失われた三つの疑問；神とマモン—自己中心的近代人への批判；戦時動員と生産倫理　ほか）
  • 第２章　主体性への動員／啓蒙という作為—丸山真男の政治思想史研究における戦中と戦後（丸山真男というテクストとコンテクスト；総力戦という危機状況と丸山真男の出立；「日本政治思想史研究」の作為　ほか）
  • 第３章　ボランティアとアイデンティティ—普遍主義と自発性という誘惑（最高度自発性とボランティアの動員；動員の思想としての普遍主義；「ボランティアという生き方」の意味　ほか）

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