共感覚者の驚くべき日常 : 形を味わう人、色を聴く人

書誌事項

共感覚者の驚くべき日常 : 形を味わう人、色を聴く人

リチャード・E・シトーウィック著 ; 山下篤子訳

草思社, 2002.4

タイトル別名

The man who tasted shapes : a bizarre medical mystery offers revolutionary insights into emotions, reasoning, and consciousness

共感覚者の驚くべき日常 : 形を味わう人色を聴く人

タイトル読み

キョウカンカクシャ ノ オドロクベキ ニチジョウ : カタチ オ アジワウ ヒト イロ オ キク ヒト

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注記

参考図書: p320-322

内容説明・目次

内容説明

ものを食べると、指先に形を感じる。音を聴くと、色が見える—。一〇万人に一人という、この共感覚をもつ人たちは、まったく正常に暮らしており、本人が告白しない限り共感覚者かどうか見分ける方法はない。それどころか、共感覚者は特異な記憶能力を発揮することさえある。また、カンディンスキーやナボコフなど、共感覚のある芸術家も多く、その作品に影響をおよぼしているという。共感覚者の脳のなかでは、いったい何が起きているのだろうか。本書は、共感覚者の脳を研究しはじめた神経科学者が、やがて脳科学最大の謎である「意識」の正体へと迫っていく、たぐいまれな探究の書である。

目次

  • 第1部 ある医学ミステリー(チキンのとがりが足りない—一九八〇年二月十日;裏がえしの世界;神経科医ができあがるまで—一九五七年、地下室で;正しい脳科学入門;「科学的とは思えないな」—一九七七年と一九七八年の冬 ほか)
  • 第2部 情動の重要性についてのエッセイ(人間原理;ランチサービスと想像力;意識は情動の一種;人工知能の限界;さまざまな知 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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