安住しない私たちの文化 : 東アジア流浪
著者
書誌事項
安住しない私たちの文化 : 東アジア流浪
晶文社, 2002.4
- タイトル別名
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安住しない私たちの文化
- タイトル読み
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アンジュウ シナイ ワタクシタチ ノ ブンカ : ヒガシアジア ルロウ
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注記
参考文献: p324-332
内容説明・目次
内容説明
居場所がない—韓国籍を持って日本で生まれ育ち、日本にも韓国にも収まりきらない自分がいる。東アジアに「近代」が到来して以来、人々は「国家」や「民族」という枠組みを強いられてきた。著者はいつしか、そうした枠組みからはじき出されて流浪した人々の声を聴き取り、彼らの記憶を追いはじめた。歌・映画・ヒーロー…人も大衆文化も旅をする。移動し、夢を呼びさまし、生きる力を送り合うことで豊かになる。開かれた新しい「物語/世界」の始まりは、そんな風景のなかにあるにちがいない。枠に縛られた想像力を解き放つと、世界はどれほど違って見えるか。私たちの可能性はどれだけ広がるか—。変わらない私たちが変わるための「東アジア文化論」。
目次
- プロローグ 私と名前と文化と世界
- 第1話 野蛮な野蛮な西洋文明
- 第2話 すれちがう眼差し、集まる眼差し
- 第3話 水俣発、流浪の風景のなかへ
- 第4話 「天然の美」を追って
- 第5話 演歌の源流
- 第6話 大衆文化の肉体
- 第7話 亡命ロシア人たちの東アジア
- 第8話 上海、シャンハイ、SHANGHAI
- 第9話 映画と「恨」と想像力
- エピローグ 世界に私の居場所はあるか
- わが若き友らよ!—あとがき
「BOOKデータベース」 より