知の失敗と社会 : 科学技術はなぜ社会にとって問題か

書誌事項

知の失敗と社会 : 科学技術はなぜ社会にとって問題か

松本三和夫著

岩波書店, 2002.5

タイトル別名

The failure of the science-technology-society interface

タイトル読み

チ ノ シッパイ ト シャカイ : カガク ギジュツ ワ ナゼ シャカイ ニ トッテ モンダイ カ

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内容説明・目次

内容説明

「知の失敗」と言うべき状況にある。地球温暖化、環境ホルモン、核廃棄物処分など科学技術に関わる社会問題が目白押しである。解決を謳う言説は多様に存在しているのに、人々はそれらを信じていない。知のあり方を根底から変える以外にない。本書はその出発点として、科学、技術、社会の境界面で発生する出来事を見通す新たな地平を提示する。

目次

  • 1章 天災と人災のあいだの失敗—事故はなぜなくならないか(科学技術は善か悪か;十九世紀の爆発事故—「知の失敗」とは何だろうか ほか)
  • 2章 科学技術政策のジレンマ(知の隙間をどうみるか;科学技術政策をつくっている言説 ほか)
  • 3章 科学技術複合体への期待と成果の落差の社会的意味(新エネルギー技術開発の登場—OPECとOTEC;日本のOTEC開発過程 ほか)
  • 4章 ためにする知をこえて—「知の失敗」の克服のために(学際研究の通念につきまとう幻想;閉じたエリート路線—あるSTS ほか)
  • 5章 自己言及・自己組織型の提言(テクノクラシーから距離をとる;テクノ・マスデモクラシーから距離をとる ほか)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA57014359
  • ISBN
    • 4000238108
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    xiii, 321, 29p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
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