書誌事項

コペルニクス的宇宙の生成

ハンス・ブルーメンベルク [著] ; 後藤嘉也, 小熊正久, 座小田豊訳

(叢書・ウニベルシタス, 761-763)

法政大学出版局, 2002.12-2011.10

  • 1
  • 2
  • 3

タイトル別名

Die Genesis der kopernikanischen Welt

コペルニクス的宇宙の生成

タイトル読み

コペルニクステキ ウチュウ ノ セイセイ

大学図書館所蔵 件 / 223

この図書・雑誌をさがす

注記

原著第2版(Frankfurt am Main: Suhrkamp Verlag, 1985)全六部のうち、1: 第一部および第二部の翻訳. 2: 第三部および第四部の翻訳. 3: 第五部および第六部の翻訳

内容説明・目次

巻冊次

1 ISBN 9784588007613

内容説明

宇宙と関わりにおける人間の自己意識の変化を跡づけ、ヨーロッパ思想史全体を視野に議論を展開する、壮大な脱領域的コスモロジー。

目次

  • 第1部 天の両義性(コスモスと悲劇;洞窟としての天;平静な観察者の終わりに;同時的なものの非同時性;天の光景と自己意識;純粋直感という人間学的ユートピア;天の景観の優美さ、写真と擬人観;生活世界にとって必要なものという時代錯誤—実在とシミュレーション)
  • 第2部 コペルニクス理論の人物の可能性はどのようにして切り開かれたか(影響作用史の条件としての前史;体系の可能性を汲み尽くすことによる体系構造の弛緩;人間中心主義の諸転換;宇宙の中心の人文主義的理念化;技術に甘んじて心理を断念することの耐えがたさ;コペルニクス理論の内的生成史—試論)
巻冊次

2 ISBN 9784588007620

内容説明

西洋における宇宙像ないし人間と宇宙との関わりの変遷。第2巻ではコペルニクスに続く人々の系譜が扱われ、宇宙像の動向が新たに「時間概念」の局面から論考される。

目次

  • 第3部 初期の影響作用の類型論(犯罪者としての理論家;読者を惑わす好意の結末—オジアンダー;宗教改革とコペルニクス主義;唯一の弟子の混乱—ヨアヒム・レティクス;コペルニクス主義のための殉教にあらず—ジョルダーノ・ブルーノ;真理を伴う経験—ガリレイ)
  • 第4部 天は静止し、時間は進行する(古代の時間概念にとって天の運動は不可欠であった;古代の時間概念は中世にとって不適切であった;地球の完全な球形が古代的時間概念にとっての新たな条件となる;地球のゆがみと絶対時間)
巻冊次

3 ISBN 9784588007637

内容説明

「宇宙のオアシス、例外的な奇蹟としての地球」という認識へ!宇宙の中心から人間を追放したコペルニクス革命を軸に、その前史や影響作用史に注目しつつ、20世紀の月面探査まで、宇宙における人間の地位の変容を追究した大著。待望の完結。

目次

  • 第5部 コペルニクス的比較級(遠近法が宇宙論の拡張を導いた;上位の諸体系の典型としてのコペルニクスの体系;二十世紀から回顧したランベルトの宇宙;“諸体系の体系”をめぐる競争—カントとランベルト;カントの転回におけるコペルニクス的なものとは何か)
  • 第6部 コペルニクス的宇宙の光学(可視性の地平は人間学的に制約されている;新しい星々の宣言とただ一人の人物がそれを信じた理由;望遠鏡に対する抵抗を説明する副次的理論が欠如していた;望遠鏡による反省と宇宙飛行の屈地性)

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ