人類学と脱植民地化

Author(s)

• 太田, 好信 オオタ, ヨシノブ

Bibliographic Information

人類学と脱植民地化

太田好信著

（現代人類学の射程）

岩波書店, 2003.3

Other Title

Anthropology and decolonization

Title Transcription

ジンルイガク ト ダツ ショクミンチカ

Note

引用文献: p261-270

Description and Table of Contents

Description

六十年代の「エスニシティ」や、八十年代の「ポストモダニズム」「カリキュラム論争」「差異の政治学」などの隆盛も、脱植民地運動が西欧社会へ及ぼした「知の脱植民地化」ではなかったか。その流れに位置するグアテマラなど世界の先住民運動は、無視しえない「歴史的他者」からの呼びかけであり、それへの答えを導き出す作業こそ、いま人類学に求められている。

Table of Contents

• 回帰する過去と批判人類学への要請
• 第１部　歴史の語り直し（「ポストモダン人類学」を語り直す；フランツ・ボアズ—移民としての人類学メイキング；文化への閉ざされた道）
• 第２部　知識人と近代—リベラリズムと真正さの言説（沖縄発「土着コスモポリタニズム」の可能性；知識人への経路—真正さの言説との闘い）
• 第３部　過去から未来への経路—グアテマラ、そして日本（マヤ民族とグアテマラ多民族国家建設の理念；先住民性とポストコロニアル理論；脱植民地化におけるグアテマラと日本—構築主義と本質主義との対峙）

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Details

• NCID: BA61526230
• ISBN:
  • 4000263781
• Country Code: ja
• Title Language Code: jpn
• Text Language Code: jpn
• Place of Publication: 東京
• Pages/Volumes: 270p
• Size: 19cm
• Classification:
  • NDC8 : 389.04
  • NDC9 : 389.04
• Subject Headings:
  • BSH : 文化人類学
  • BSH : 植民地
  • BSH : 民族問題 -- グアテマラ
• Parent Bibliography ID:
  • BA40676916