「民が代」斉唱 : アイデンティティ・国民国家・ジェンダー

書誌事項

「民が代」斉唱 : アイデンティティ・国民国家・ジェンダー

鄭暎惠著

岩波書店, 2003.8

タイトル別名

Tamigayo seisho : identity nation-state gender

Tamigayo seisho

民が代斉唱 : アイデンティティ・国民国家・ジェンダー

民が代斉唱 : アイデンティティ国民国家ジェンダー

タイトル読み

タミガヨ セイショウ : アイデンティティ コクミン コッカ ジェンダー

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注記

文献: 各章末

内容説明・目次

内容説明

女性、高齢者、子ども、外国人…。近代国民国家はいくつもの境界をつくりだし、私たちを分断している。社会に渦巻く不安と不満のはけ口として、弱者はつねにスケープゴートにされてきた。なぜ定住外国人の市民権獲得が阻まれるのか?家父長制に苦しむマイノリティ女性はどこに助けを求めればいいのか?境界に潜む差別と抑圧の構造を揺るがし、国民の呪縛によって硬直した自らのアイデンティティを問いなおすことなくして、ポスト国民国家時代の“共同性”はありえない。外なる差異と内なる差異を超え、ともに暮らす社会をめざす“解放”の思考が、ここにある。

目次

  • 第1章 アイデンティティを超えて
  • 第2章 フェミニズムのなかのレイシズム
  • 第3章 交差するヒロシマ
  • 第4章 家族と異文化適応
  • 第5章 「戦後」つくられた植民地支配
  • 第6章 定住外国人と近代国家の誤算
  • 第7章 国民主権原理と定住外国人の参政権
  • 第8章 マルチカルチュラリズムの可能性と困難
  • 第9章 ジェンダーの政治と国民の再構成
  • 第10章 難民受け入れとポスト国民国家

「BOOKデータベース」 より

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