労働運動の理論発展史 : 戦後日本の歴史的教訓

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労働運動の理論発展史 : 戦後日本の歴史的教訓

戸木田嘉久著

新日本出版社, 2003.9-2003.10

タイトル読み

ロウドウ ウンドウ ノ リロン ハッテンシ : センゴ ニホン ノ レキシテキ キョウクン

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内容説明・目次

巻冊次

上 ISBN 9784406030274

内容説明

21世紀を切り拓く運動の鍵を浮き彫りにした書き下ろし大作。上巻では、最低賃金制や「企業別労働組合」論争などの理論的検討のほか、三池闘争など1960年代までの数多くのたたかいを具体的に解明して、リストラへの反撃など今日的なたたかいに役立つ理論と経験を、新しい息吹で蘇らせる。

目次

  • 第1期 占領下の「戦後改革」と労働運動(日本資本主義闘争と「戦後改革」の性格;労働運動の怒涛の前進と産別会議;「中道政権」の政策批判と二・一スト後の産別会議の運動 ほか)
  • 第2期 旧サンフランシスコ体制下の労働運動—総評運動の「ニワトリからアヒルへ」の転換、その意義と限界(朝鮮戦争・サンフランシスコ体制への移行と総評運動;MSA協定と「平和恐慌」下の総評運動—「平和経済プラン闘争」と「地域ぐるみ」闘争、独立・平和・民主主義をめざす諸闘争;「企業別労働組合」と「総評賃金綱領」をめぐる闘争 ほか)
  • 第3期 一九六〇年代—「高度経済成長」期と労働運動の新たな三潮流(社会主義協会・「構造改革」論者との三池闘争論争;「安保・三池」以後の労働運動にみる新しい方向—日炭高松、古河目尾、中小企業、全日自労など;「国民所得倍増計画」と「二重構造」解消論批判 ほか)
巻冊次

下 ISBN 9784406030328

内容説明

日本労働運動の「飛躍」への方向性を積極的に提起!下巻では、1970年代から現在までの労働運動の理論発展の命脈がどこにあるかを読み解く。経済民主主義論の体系化にむけた理論的探究などが現代的観点から究明され、多彩な「労働運動の合法則的発展」の教訓が明快に示される。

目次

  • 第4期 資本主義世界体制の動揺と一九七〇年代の労働運動(資本主義世界体制の動揺と世界労働運動;一九七〇年代前半、日本労働運動の高揚 ほか)
  • 第5期 一九八〇年代・「戦後第二の反動攻勢」と労働運動の課題(臨調「行革」路線と国鉄「分割・民営化」反対闘争;「経済構造調整」政策下のME「合理化」と労働者状態—労働運動の対応 ほか)
  • 第6期 一九九〇年代・「失われた一〇年」と労働運動の課題(連合と全労連—二つのナショナルセンターの基本性格と運動方針;「労働問題研究の今日的課題」—労働総研の設立にあわせて ほか)
  • 第7期 二一世紀初頭、情勢の激変と労働運動の課題と展望(全労連「二一世紀初頭の目標と展望」を解読する;日本労働運動の「飛躍」への条件—全労連「目標と展望」の実現にむけて ほか)

「BOOKデータベース」 より

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