「民族起源」の精神史 : ブルターニュとフランス近代

書誌事項

「民族起源」の精神史 : ブルターニュとフランス近代

原聖著

(世界歴史選書)

岩波書店, 2003.9

タイトル別名

民族起源の精神史

タイトル読み

ミンゾク キゲン ノ セイシンシ : ブルターニュ ト フランス キンダイ

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注記

年表: 巻末p3-10

参考文献: 巻末p11-19

内容説明・目次

内容説明

フランス北西部、大西洋と英仏海峡に臨むブルターニュは、巨石文化やアーサー王伝説が残る風光の地として、フランスの中でも独自の光彩を放っている。この地方の人びとが誇る地域言語ブレイス語や、郷土色豊かな民俗文化は、いにしえの「ケルト民族」に由来するとされる。ブルターニュは、スコットランド、アイルランド、ウェールズなどと並んで、ケルト文化の息づく地だというのである。このような起源認識は、いかにして形成されたのだろうか。ヨーロッパ各地の民族起源論・言語系統論、フランスの民族起源としての「ガリア」意識、民謡収集の流行と民俗学の誕生、などの多様な視点を織りまぜながら、民族意識と地域文化成立の意味をとらえなおす。

目次

  • 第1部 ブルターニュの誕生と民族起源説の生成(移住の記憶と諸伝説の生成;ブリタニアからブルターニュへ)
  • 第2部 創出される「ケルト人」(正統化される起源伝説;ガリア・ケルト論の登場;ケルトマニアの誕生)
  • 第3部 民俗から民族へ(民族主義の源泉としての民俗研究;民俗学とケルト学の成立;地域主義とケルト・ブーム)

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA63742565
  • ISBN
    • 4000268473
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    viii, 233, 19p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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