地域からみたヨーロッパ中世 : 中世ベルギーの都市・商業・心性
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地域からみたヨーロッパ中世 : 中世ベルギーの都市・商業・心性
(Minerva西洋史ライブラリー, 61)
ミネルヴァ書房, 2004.1
- タイトル別名
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Villes, affaires-mentalités : autour du pays mosan
地域からみたヨーロッパ中世 : 中世ベルギーの都市商業心性
- タイトル読み
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チイキ カラ ミタ ヨーロッパ チュウセイ : チュウセイ ベルギー ノ トシ ショウギョウ シンセイ
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注記
原著(Bruxelles: De Boeck-Wesmael, 1993)のうちから9編の論文を選んで訳出したもの
その他の訳者: 河原温, 山田雅彦, 青山由美子
監訳者: 瀬原義生
参考文献あり
内容説明・目次
内容説明
ヨーロッパ世界は、11世紀から13世紀にかけて固有の文明を確立していった。そうした歴史的ヨーロッパの十字路に位置したベルギー東部のムーズ川中流域における都市社会の形成を中心に、都市の概念、商業と技術、人々の意識(心性)の在り方を考察した本書は、ヨーロッパ中世文明の特徴的な諸要素を、その相互連関に留意しつつ明らかにした地域史研究である。都市的自由の早期の出現と広がり、都市支配層の多様な出自、地域の内外を結びつけた商工業の発展と伝播、法意識の形成と聖職者の役割、奇跡や婚姻概念を媒介とする中世的心性の探求など、本書で取り上げられたテーマは、いずれも地域史的視点からヨーロッパ中世を照射し、その基層を浮かび上がらせている。
目次
- 第1章 「都市」の概念
- 第2章 紀元千年頃のスペインとロタリンギア—都市的自由の起源について
- 第3章 ムーズ地方における都市の自由と一〇六六年のウイの慣習法文書
- 第4章 十一〜十三世紀におけるウイの都市貴族に関する問題
- 第5章 中世ムーズ地方の都市と商業
- 第6章 十三世紀後半ナミュール伯領の大青圧搾機
- 第7章 スタヴロのヴィバルトとローマ法
- 第8章 ブイヨンにおける聖ランベールの凱旋(一一四一年)—ある証拠の物語あるいはある心性の表現
- 第9章 唯一の愛それとも何人もの女性?
「BOOKデータベース」 より