沖縄列島 : シマの自然と伝統のゆくえ

書誌事項

沖縄列島 : シマの自然と伝統のゆくえ

松井健編

(島の生活世界と開発, 3)

東京大学出版会, 2004.3

タイトル別名

The Ryukyu archipelago : the revival of tradition, facing the contradictions between nature and development

タイトル読み

オキナワ レットウ : シマ ノ シゼン ト デントウ ノ ユクエ

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注記

欧文タイトルは標題紙裏による

文献: 各章末

内容説明・目次

内容説明

日本文化の源流として柳田国男や折口信夫の学問的夢想をはぐくみ、今日では独自の音楽を発信し、癒しの場として観光客の押し寄せる沖縄列島は、本土との経済格差に苦しみ、はげしい開発と社会変動を体験してきた。そこに生きる人びとにとって、伝統を、そして、開発と豊かな自然との相克を生きるとはどういうことなのだろうか。

目次

  • 開発とシマの社会変動—沖縄の「今」をみる視座
  • 1部 ソフト・レジスタンス(離島・農村社会の在地リスク回避と開発—宮城島における伝統的土地所有形態の分析;環境的正義の来歴—西表島大富地区における農地開発問題;開発と環境のジレンマ—八重山諸島の最適ツーリズム戦略)
  • 2部 生活の質とマイナー・サブシステンス(マイナー・サブシステンスと環境のハビトゥス化;開発の海に集散する人びと—平安座における漁業の位相とマイナー・サブシステンスの展開)
  • 3部 伝統の再生(開発による伝統の再編と民俗行事の力学—共同性とアイデンティティをめぐるポリティクス;開発による民俗の変容と相克—平安座における墓地移転からみえてくること)

「BOOKデータベース」 より

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