韓国経済通史
著者
書誌事項
韓国経済通史
(韓国の学術と文化, 16)
法政大学出版局, 2004.3
- タイトル別名
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Korean economic history
韓国経済通史
韓國經濟通史
- タイトル読み
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カンコク ケイザイ ツウシ
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注記
欧文タイトルは標題紙裏による
原著(法文社, 1999.3)を修正, 補完し, 翻訳したもの
参考文献: 章末
内容説明・目次
内容説明
古代から現在までの韓国の経済構造の歩みをめぐって、これまで研究方法や研究視角が分断されていた各時期について一貫した歴史発展の構図を提示する初の本格的通史。初期農耕社会の成立から説きおこし、市場が形成される中世社会の基本構造をヨーロッパの封建社会との対比において浮彫りにし、商人資本の成長による貨幣経済の発展と対外貿易の展開、そして近代的産業化への経済的蓄積のプロセスをたどる。近代においては、開港と自主的近代化の挫折、とくに植民地下の経済の動向を実証的に明らかにしてその実態と歴史的意義を検証する。さらに解放から今日までの経済と国民生活の歩みを統計資料を駆使して跡づけるとともに、「北韓」の経済動向の分析にまで及ぶ。
目次
- 韓国経済史の研究対象と研究方法
- 第1部 前近代(開港以前):農耕社会の展開と市場の初期的形成(中世社会の成立過程と基本構造;中世農業の構造と変動 ほか)
- 第2部 近代前期(開港〜解放):自主的近代化の挫折と植民地経済の展開(世界市場への編入による経済的変化と近代的政策(1876〜1904年);植民地への転落と土地調査事業(1905〜19年) ほか)
- 第3部 近代後期(解放〜1980年代):分断体制下における近代産業国家の樹立(植民地資本主義の従属的資本主義への転換と国民経済の形成(1945〜60年);国家主導的・外向的成長戦略下における高度成長と近代産業国家の確立(1960〜80年代) ほか)
- 第4部 現代(1990年代〜21世紀):経済先進化と南北統合へ(知識情報化時代の到来と南北交流の進展(1990年代以降))
- 韓国経済の課題と将来
「BOOKデータベース」 より