イラク建国 : 「不可能な国家」の原点
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書誌事項
イラク建国 : 「不可能な国家」の原点
(中公新書, 1744)
中央公論新社, 2004.4
- タイトル別名
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イラク建国 : 不可能な国家の原点
- タイトル読み
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イラク ケンコク : フカノウ ナ コッカ ノ ゲンテン
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注記
主要参考文献: p280-285
内容説明・目次
内容説明
サッダーム・フセインを放逐し、イラクに救済者として降り立ったアメリカは、民主主義という福音がこれほど無力とは思っていなかったろう。なぜ戦後復興は泥沼に陥ったのか。宗派や民族の対立、いびつな国土という混乱の種は、イラク誕生時すでに蒔かれていた。一九二一年、暴発した排外運動を封じ込めようと、苦肉の民政移管でこの人工国家を生み出したガートルード・ベルの苦悩を軸に、イラクが背負う困難を照らし出す。
目次
- 第1章 東方へ!—アラビアのローレンスと「砂漠の女王」
- 第2章 反英蜂起—ヴァッスムスの暗号帳
- 第3章 それぞれの聖戦—炎上する中東の回廊
- 第4章 「千夜一夜の都」陥落—アラブの反乱とミス・ベル少佐
- 第5章 アワズの遺産—イギリスが埋め込んだ分断のDNA
- 第6章 イラクという空中庭園—クルド国家の挫折
- 第7章 「豚の国」—フィルビーの反乱
「BOOKデータベース」 より