アナーキズム
著者
書誌事項
アナーキズム
(ちくま新書, 474 . 名著でたどる日本思想入門||メイチョ デ タドル ニホン シソウ ニュウモン)
筑摩書房, 2004.5
- タイトル読み
-
アナーキズム
大学図書館所蔵 件 / 全196件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
アナーキズム関連年表: 巻末pi-v
読書ノート: 各章末
内容説明・目次
内容説明
大正ロマン香る革命家の伝説。破滅と頽廃に縁どられたテロリスト列伝。祝祭としての群集蜂起。生命流の爆発。相互扶助と自由連合のユートピア。唯一者を生きる矜持。戦士たちの共同体。あまりの純粋さと単純さゆえに、多くの若者たちを魅了してきた思想史上の異色、アナーキズム。そこにかいま見える近代の臨界とは何か。十冊のテキストをステップとして大胆に講釈される、根源的に考え生きるためのレッスン。
目次
- 序章 反逆とユートピア—アナーキズムとは何か
- 第1章 この人を見よ!—アナーキストの肖像 『大杉栄』(「日本の名著46」)
- 第2章 悲しき若者のロマン—デラシネ・テロリスト 竹中労/かわぐちかいじ『黒旗水滸伝』
- 第3章 躍動するエラン・ヴィタル—ベルグソニアン 鈴木貞美編『大正生命主義と現代』
- 第4章 社稷を想うこころ—コミュニタリアン 滝沢誠『権藤成卿』
- 第5章 撃てと命じるものを撃て—アンチ・スターリニスト 埴谷雄高作品集3『政治論文集』
- 第6章 敵の敵は味方—コンサバティスト 勝田吉太郎著作集第四巻『アナーキスト』
- 第7章 五十六億七千万待てますか?—ミレニアニスト 宮田登『ミロク信仰の研究』
- 第8章 さよなら日本、さよなら世間—コスモポリタン 鶴見俊輔『方法としてのアナキズム』
- 第9章 君が気にいったなら—ピカレスク 松本零士『宇宙海賊キャプテンハーロック』
- 第10章 商人のユートピア—アナルコ・キャピタリスト 笠井潔『国家民営化論』
- 終章 日本アナーキズムの現在—メタ・アナーキズムの方へ
「BOOKデータベース」 より