書誌事項

歴史の話

網野善彦, 鶴見俊輔著

(朝日選書, 751)

朝日新聞社, 2004.5

タイトル読み

レキシ ノ ハナシ

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内容説明・目次

内容説明

「『日本』という国号が決まる前…には『日本』も『日本人』も日本列島には存在していない。日本国は明らかに東北と南九州を侵略・征服して、100年をかけてようやく本州・四国・九州をほぼ支配下に入れたわけですね。そこから、出発して考えていく必要がある」(網野)。「アイヌと琉球と2つの王朝があって、京都の王朝を入れて3つの王朝が並行して日本列島の中にあった…そこを日本の歴史像の中に組み入れていかないと、『君が代』も『日の丸』もとらえ切れないし…人類の中の日本人という方向には向かない」(鶴見)—歴史家・網野善彦と哲学者・鶴見俊輔が、それぞれのライフヒストリーを織り交ぜながら、戦後—高度成長期—現在をふりかえり、縦横に語り合う。

目次

  • 1 歴史を多元的にみる(国民の生活から離れる知識人たち;「烏合の衆」が秘める思想的な強さ;わからない問題がたくさんある;「お前は何民族だ?」と聞かれたら;ずっと秀才だった人間の思い込み ほか)
  • 2 歴史を読みなおす(「意味の重層性」を欠く日本の学術語;歴史的変化の中で揺れる文字の面白さ;山中共古と『東京人類学雑誌』;いま崩れようとしている「百姓は農民」像;襖の下張りに潜んでいる事実 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA66873752
  • ISBN
    • 9784022598516
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    180p
  • 大きさ
    19cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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