考えあう技術 : 教育と社会を哲学する
著者
書誌事項
考えあう技術 : 教育と社会を哲学する
(ちくま新書, 522)
筑摩書房, 2005.3
- タイトル読み
-
カンガエアウ ギジュツ : キョウイク ト シャカイ オ テツガク スル
大学図書館所蔵 件 / 全242件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
「ゆとり教育」は「学力低下」の事実によって追いやられ、「学びのすすめ」へと方針転換された。さて、では「学び」と「教え」との間に生じる関係性、つまり教師と生徒の間の知識伝達の共有は、どのように起こるのだろうか。本書では「わかる」の現象学的な試みを、教育社会学者と哲学者との間で徹底してつめていく。「いま、なぜ勉学をするのか?」という問いかけから、「私」よりも「公」を重んじようという風潮に疑問を投げかけつつ、個人の自由と社会的平等の両方が成り立ちうる地点をめざして、「ともに考え、わかりあう」みちすじを模索・考察する。
目次
- 序章 教育と社会を哲学するために
- 第1章 今なぜ「学ぶことの意味」を問い直すのか(「学ぶことの意味」の変遷;個人のさまざまな自由と「学校へ行くこと」)
- 第2章 「自由な思考」と「知識の共有」は両立するだろうか(個人の自由と公共の利害について;知識とはどういうものか ほか)
- 第3章 考えあうこと、理解すること(「わかる」を掘りさげる;役割と責任)
- 第4章 「学ぶ意味」をどう再生するか
「BOOKデータベース」 より