『悪霊』神になりたかった男

書誌事項

『悪霊』神になりたかった男

亀山郁夫著

(理想の教室)

みすず書房, 2005.6

タイトル別名

悪霊神になりたかった男

タイトル読み

アクリョウ カミ ニ ナリタカッタ オトコ

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注記

読書案内: p161-162

内容説明・目次

内容説明

ドストエフスキーの全作品でもっとも危険とされる「スタヴローギンの告白」(小説『悪霊』より)。作家の全人格が凝集されているこのテクストには、人間の“堕落”をめぐる根源的ともいえるイメージが息づいています。文学のリアリティとは、人間の可能性とは?一人の男がさまよいこんだ精神の闇をともに探究してみましょう。

目次

  • テクスト—「告白」(ドストエフスキー『悪霊』より)
  • 第1回 なぜ『悪霊』なのか(『罪と罰』—憑依の体験;動機—なぜ『悪霊』なのか;『悪霊』とはどんな小説か ほか)
  • 第2回 「神」のまなざし(「告白」とポリフォニー;壊れた文体;告白の意味 ほか)
  • 第3回 少女はなぜ死んだのか?(「完全」と「欠損」、神への近さ;「奇跡」を求めて—スタヴローギンの世界遍歴;二重写し—黄金時代とマトリョーシャ ほか)

「BOOKデータベース」 より

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