妖精のアイルランド : 「取り替え子 (チエンジリング) 」の文学史

書誌事項

妖精のアイルランド : 「取り替え子 (チエンジリング) 」の文学史

下楠昌哉著

(平凡社新書, 286)

平凡社, 2005.8

タイトル別名

妖精のアイルランド : 取り替え子の文学史

タイトル読み

ヨウセイ ノ アイルランド : チェンジリング ノ ブンガクシ

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注記

主要参考文献: p223-227

内容説明・目次

内容説明

アイルランドは、なぜ「ケルトと妖精の島」と呼ばれるのか?事実、赤ん坊や女性が妖精と入れ替わる「取り替え子」の伝承を信じて自分の妻を焼き殺す事件が、一九世紀末に発生している。幻視的な詩人W.B.イェイツ、『ドラキュラ』のブラム・ストーカー、世紀末の文学者オスカー・ワイルド、小泉八雲ことラフカディオ・ハーン、そして、現代文学の高峰ジェイムズ・ジョイス。一九世紀から現代に連なる「想像力のネットワーク」を手掛かりにして、妖精の正体に迫る斬新な試み。

目次

  • 序章 「妖精とケルトの国」と呼ばれて
  • 第1章 ブリジット・クリアリー焼殺事件
  • 第2章 イェイツとハイド—文学と民俗学と
  • 第3章 ブラム・ストーカー—吸血鬼の顔を持つ男
  • 第4章 オスカー・ワイルド—帝都ロンドンに跳梁する快楽の妖精
  • 第5章 ラフカディオ・ハーン—クレオール化する民話、グローバルな民話
  • 終章 ジェームズ・ジョイス—もう妖精は見えない

「BOOKデータベース」 より

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