Bibliographic Information

「ニート」って言うな!

本田由紀, 内藤朝雄, 後藤和智著

(光文社新書, 237)

光文社, 2006.1

Other Title

ニートって言うな

Title Transcription

「ニート」ッテ イウナ!

Available at  / 403 libraries

Note

第3部の参考文献・資料: p304-308

Description and Table of Contents

Description

「ニート」とは、働かず、就学もせず、求職行動もとっていない若者を指す言葉で、日本では二〇〇四年頃より使われ始め、その急増が国を揺るがす危機のように叫ばれている。様々な機関が「ニート」の「人間性」を叩き直そうと「支援」の手を差し押べており、多額の予算が動いている。このような状況下において、本書では、まず、日本での「ニート問題」の論じられ方に疑問を覚える本田由紀氏が、「ニート」という言葉自体の不適切さを量と質の両面から明らかにする。また、『いじめの社会理論』の著者である内藤朝雄氏は、「ニート」が大衆の憎悪と不安の標的とされていることを挙げ、憎悪のメカニズムと、「教育」的指導の持つ危険な欲望について解説する。さらに、ブログ上で「俗流若者論批判」を精力的に展開し注目を浴びている後藤和智氏が、「ニート」を巡る言説を詳しく検証する。

Table of Contents

  • 第1部 「現実」—「ニート」論という奇妙な幻影(「ニート」のイメージは間違っている;若者に対して真に必要な支援は何か)
  • 第2部 「構造」—社会の憎悪のメカニズム(青少年ネガティヴ・キャンペーン;佐世保事件にみる諸問題;ニートをめぐる「祭り」の状況 ほか)
  • 第3部 「言説」—「ニート」論を検証する(「ニート」論前夜—「自立しない若者」への苛立ち;「ニート」論はいかにして広まったか;週刊誌における「ニート」 ほか)

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Details

  • NCID
    BA75076755
  • ISBN
    • 9784334033378
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    310p
  • Size
    18cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
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