『闇の奥』の奥 : コンラッド・植民地主義・アフリカの重荷
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『闇の奥』の奥 : コンラッド・植民地主義・アフリカの重荷
三交社, 2006.12
- タイトル別名
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『闇の奥』の奥 : コンラッド/植民地主義/アフリカの重荷
闇の奥の奥 : コンラッド植民地主義アフリカの重荷
- タイトル読み
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ヤミ ノ オク ノ オク : コンラッド ショクミンチ シュギ アフリカ ノ オモニ
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内容説明・目次
内容説明
コンラッドを「べらぼうな人種差別主義者」と断罪した作家アチェベの1975年の発言は、果たしてそれほど不当なものだったのか?ナチスのユダヤ人抹殺に先立つ30余年ほど前に起こった、ベルギー国王レオポルド二世による「コンゴ自由国」での黒人虐殺・収奪の痛ましい悲劇を中心にすえながら、黒人奴隷貿易の歴史、レオポルドの悪行と隠蔽に抗して立ち上がった先駆者たちの多彩なプロフィール、アチェベ、ハナ・アーレント、サイードなどのコンラッド論、『闇の奥』をモチーフにしたコッポラの映画「地獄の黙示録」をめぐるエピソードなど、豊富なトピックをまじえながら、ポストコロニアル時代のいま、改めて、「白人の重荷」という神話、西欧植民地・帝国主義の本質を摘出する。
目次
- 1 『地獄の黙示録』と『闇の奥』
- 2 ベルギー国王・レオポルド二世
- 3 コンゴ自由国—ゴムと大虐殺
- 4 レオポルド二世打倒
- 5 オリーブ・シュライナー
- 6 『闇の奥』の奥に何が見えるか
「BOOKデータベース」 より