ソクラテスとフィロソフィア : 初期プラトン哲学の展開
著者
書誌事項
ソクラテスとフィロソフィア : 初期プラトン哲学の展開
ミネルヴァ書房, 2007.2
- タイトル別名
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Socrates and philosophia
- タイトル読み
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ソクラテス ト フィロソフィア : ショキ プラトン テツガク ノ テンカイ
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注記
博士学位論文『プラトン初期対話篇におけるソクラテスの倫理思想』 (北海道大学, 2004年) に加筆・修正のうえ、題名を新たにして公刊したもの
文献表: p285-293
内容説明・目次
内容説明
プラトン初期対話篇では、主知主義的幸福主義者としてのソクラテスと、正義を重んじる神の使徒としてのソクラテスという、対立的なソクラテス像が描き出されている。それらはどうすれば一つに重なるのか。解決の鍵は「フィロソフィア(愛智)」というソクラテス独自の概念にある。本書は、プラトン初期対話篇の作品群を、この概念を核にして詳細に読み解くことにより、ソクラテスの倫理思想の全体像を整合的に再構成する試みである。
目次
- 統合的なソクラテス像を求めて
- 第1部 ソクラテスのフィロソフィア—その全体像(ソクラテスの正義基底的倫理と共同体;『ゴルギアス』における正義と欲望;理性と神;『エウテュプロン』における敬虔と正義;徳・幸福・無知;無知の知とフィロソフィア)
- 第2部 批判としてのフィロソフィア(ソフィストの倫理思想—『プロタゴラス』を読む(1);ソフィストの徳とソクラテスの徳—『プロタゴラス』を読む(2);『ラケス』における勇気と知;『カルミデス』における自己知と節度)
「BOOKデータベース」 より