受肉 : 「肉」の哲学
著者
書誌事項
受肉 : 「肉」の哲学
(叢書・ウニベルシタス, 868)
法政大学出版局, 2007.7
- タイトル別名
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Incarnation : une philosophie de la chair
受肉 : 肉の哲学
- タイトル読み
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ジュニク : ニク ノ テツガク
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注記
アンリに関する研究書: p515
文献: p539-540
内容説明・目次
内容説明
フッサール、ハイデガーの歴史的現象学と神学の彼方に、「受肉」を魂と身体の綜合の上に立つ超越論的真理として捉え直す。ギリシア的思惟に基づく世界や存在の現象学を「生」の現象学に置き換えるアンリ最晩年のキリスト教的転回の書。
目次
- 序論 受肉の問い
- 第1部 現象学の逆転(現象学の対象—「現れること」についての問い;現象学の現象学的諸前提の初次的未規定性。「現象学の諸原理」;現象学の諸前提の隠れたる先入見。あらゆる「現れること」を世界の現れることへと破滅的に還元してしまうこと ほか)
- 第2部 肉の現象学(世界の現れることと内容—「感性的世界」についての問い;感性的世界のラディカルな批判。ガリレイ的還元の射程ならびに諸限界;デカルトの反‐還元 ほか)
- 第3部 「受肉」の現象学—キリスト教の意味での救済(現象学の逆転と肉についての現象学的分析との終局において獲得された諸成果の約説;「受肉」の現象学における「われ能う」の問い;「われ能う」の錯覚と実在性 ほか)
- 結論 現象学と神学の彼方に—ヨハネの「元‐知解性」
「BOOKデータベース」 より