喪失と悲嘆の心理療法 : 構成主義からみた意味の探究
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喪失と悲嘆の心理療法 : 構成主義からみた意味の探究
金剛出版, 2007.8
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Meaning reconstruction & the experience of loss
Meaning reconstruction and the experience of loss
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ソウシツ ト ヒタン ノ シンリ リョウホウ : コウセイ シュギ カラ ミタ イミ ノ タンキュウ
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Note
原著 (American Psychological Association, 2001)の訳
監訳: 富田拓郎, 菊池安希子
文献: p296-316
引用文献翻訳書一覧: p317-318
Description and Table of Contents
Description
死別、離婚、失業、自然災害、レイプ、身体疾患、等、「悲しみに期限などない。しかし、悲しむこととは、喪失によって揺らいだ意味世界の再確認、あるいは再構成を必然的にもたらす」。本書は、愛する人を失った人への心理的援助(グリーフ・カウンセリング)について、構成主義とナラティヴ・セラピーの知見を取り入れ、さらに社会心理学的概念を援用しながら包括的かつ実践的に述べたものである。人が喪失に遭遇したときに意味を作り出す、という構成主義的な視点から、フロイトの悲哀モデルの考察に始まり、悲嘆の果たす効果、虐待とトラウマの関係、二次的外傷性ストレスなど、死別に苦しむ人々の臨床課題が詳述されている。死別、喪失、悲嘆といった問題にかかわる心の専門家、愛する人を失った後の人生の変遷に向き合う遺族を支援する臨床心理士、カウンセラー、ソーシャルワーカー、緩和ケアやホスピスの専門職の人々が現場で使うことのできる臨床書である。
Table of Contents
- 意味の再構成と喪失
- 第1部 地盤を壊す:新たな悲嘆理論に向けて
- 第2部 関係性を再び確立する:文脈とつながり
- 第3部 トラウマを超える:喪失後の成長
- 第4部 ストーリーを癒す:研究と内省
- 第5部 この世界と再び交渉する:悲嘆療法で意味を作り出す
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