「性」と日本語 : ことばがつくる女と男
著者
書誌事項
「性」と日本語 : ことばがつくる女と男
(NHKブックス, 1096)
日本放送出版協会, 2007.10
- タイトル別名
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性と日本語 : ことばがつくる女と男
- タイトル読み
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セイ ト ニホンゴ : コトバ ガ ツクル オンナ ト オトコ
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注記
参考文献: p242-247
内容説明・目次
内容説明
「おれ/あたし/ぼく」などの自称詞から「〜ぜ/よ/だ」の文末詞まで、日本語には性が刻まれている。一見、自然な言葉づかいに思える「女/男ことば」が、性についての規範と結びついてきたことを歴史的に示し、ファッション誌のコピーや翻訳小説の文体などにも、性の刻印が時代変化に即して捺されていることを、明らかにする。「乱れ」を批判される若者たちなどの“ずれた言語行為”に、多様な自分らしさを表現するための創造的な試みを見いだし、開かれた日本語の伝統づくりへの道筋を示す、野心的日本語論。
目次
- 1 「わたし」はことばでつくられる(ことばとアイデンティティ;「翻訳」のことばを読む—再生産される言語資源)
- 2 日本語に刻まれた“性”(セクシュアリティと日本語;変わりゆく異性愛のことば—「スパムメール」「スポーツ新聞」「恋愛小説」)
- 3 創造する言語行為(なぜ少女は自分を「ぼく」と呼ぶのか;欲望を創造する—消費社会と“性”)
- 「日本語=伝統」観の閉塞を超える
「BOOKデータベース」 より