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食通小説の記号学

真銅正宏著

双文社出版, 2007.11

タイトル読み

ショクツウ ショウセツ ノ キゴウガク

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注記

作品に表れた味の表現一覧: p215-248

作品に表れたうまい店一覧: p249-254

食通小説関係主要参考文献一覧: p255-264

内容説明・目次

内容説明

文学に描かれた“食”の記号が読者に受容されるメカニズム、ビール・コーヒー・ショコラ・などハイカラ食品の受容、料理屋と料理学校の文化的位置など、近代日本の“食”の言説と文化を写真資料とともに辿りつつ、“食”のトータルな文化記号的な意味を考察する。

目次

  • 第1章 味と表現の類比(グルメの論理と小説の論理—岡本かの子「食魔」・矢田津世子「茶粥の記」;『食通放談』とグルメの言説—矢田津世子「茶粥の記」の出典について ほか)
  • 第2章 グルメの時代相(明治の食道楽—村井弦斎「食道楽」・幸田露伴「珍饌会」;大正の美食—谷崎潤一郎「美食倶楽部」 ほか)
  • 第3章 飲み物の象徴性(ビールの魅力—森鴎外の西洋;ショコラ・コーヒー・紅茶—永井荷風が好んだ飲物)
  • 第4章 固有名と一般読者への通路(料理屋の名という固有名詞;料理学校の歴史とその周囲)
  • 附録

「BOOKデータベース」 より

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