源氏物語と東アジア世界
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源氏物語と東アジア世界
(NHKブックス, 1098)
日本放送出版協会, 2007.11
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ゲンジ モノガタリ ト ヒガシアジア セカイ
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Prefectural University of Hiroshima Library and Academic Information Center
913.36||Ka98110011347
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参考文献: p282-289
Description and Table of Contents
Description
「あなかしこ、このわたりに若紫やさぶらふ」と『紫式部日記』に記されて千年。以来、日本固有の美意識の源流として称揚されてきた『源氏物語』だが、果たして、本当に和の文学の極致と言えるのか。七歳で異国人である高麗人と出会い、その予言を起点に権力への道を歩みはじめた光源氏の物語を、東アジア世界からの“モノ・ヒト・情報”を手がかりに捉え直す。『源氏物語』を古代東アジア世界に屹立するヒーローの物語として読み直す、気鋭の野心的試み。
Table of Contents
- いま、なぜ『源氏物語』と東アジア世界なのか
- 「いづれの御時にか」の時代設定
- 鴻臚館の光る君
- 異人・高麗人の予言
- 「光る君」伝承の起源へ
- 紫式部の対外意識
- 黄金と唐物
- 転位する唐物
- 表象としての唐物
- 唐物による六条院世界の再生
- 光源氏世界の終焉
- 光源氏没後の世界と唐物
- 「国風文化」の再検討
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