視線は人を殺すか : 小説論11講

Bibliographic Information

視線は人を殺すか : 小説論11講

廣野由美子著

(MINERVA歴史・文化ライブラリー, 11)

ミネルヴァ書房, 2008.1

Title Transcription

シセン ワ ヒト オ コロスカ : ショウセツロン 11コウ

Available at  / 225 libraries

Note

参考文献: p195-201

Description and Table of Contents

Description

点と点を結ぶ直線としての「視線」は、目には見えず、粒子に分解できるような物質性を持たない。しかし視線は、決して実体のない泡沫ではない。それは、人の心の秘密を暴き、人をある行動へと誘い、人と人とを結びつけたり引き離したりし、人を脅かし、錯誤に陥らせ、果てはその命までも奪う。視線とは、人間相互の関係に絶大な力を及ぼす非言語的媒体と言えよう。本書は、東西の近現代小説二六編を、さまざまな「視線」に焦点を合わせて読み解く「視線」小説論11講。

Table of Contents

  • 第1章 恋を見破る
  • 第2章 誘発する視線
  • 第3章 結晶作用
  • 第4章 離反作用
  • 第5章 一方通行の視線
  • 第6章 覗き見
  • 第7章 脅かす視線
  • 第8章 錯覚
  • 第9章 遮断された視線
  • 第10章 子供の視線
  • 第11章 視線のミステリー

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Details

  • NCID
    BA8446208X
  • ISBN
    • 9784623050710
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    京都
  • Pages/Volumes
    v, 206p
  • Size
    20cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
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