反知性の帝国 : アメリカ・文学・精神史
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書誌事項
反知性の帝国 : アメリカ・文学・精神史
南雲堂, 2008.4
- タイトル別名
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Anti-intellectualism in American literary history
反知性の帝国 : アメリカ文学精神史
- タイトル読み
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ハンチセイ ノ テイコク : アメリカ・ブンガク・セイシンシ
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注記
その他の著者: 出口菜摘, 志村正雄, 竹村和子, 亀井俊介, 田中久男, 後藤和彦
註と参考文献: p283-301
日本アメリカ文学会第45回全国大会シンポジウム「アメリカ文学と反知性主義」(2006年10月15日於法政大学市ヶ谷キャンパス)をもとに増補したもの
収録内容
- 恐怖の同毒療法 : はじめに / 巽孝之 [執筆]
- アメリカ文学と反知性主義の伝統 / 巽孝之 [執筆]
- T・S・エリオット、または反知性を内包する知識人 / 出口菜摘 [執筆]
- 知性・反知性・神秘主義 : マカーシーイズムからIDまで / 志村正雄 [執筆]
- ジェンダー・レトリックと反知性主義 / 竹村和子 [執筆]
- 「主知」と「反知」 : アメリカ文学創造の活力 / 亀井俊介 [執筆]
- フォークナー文学と反知性主義 : 構造化されたヴィジョン / 田中久男 [執筆]
- 危機下の知性 : アメリカ南部と近代日本 / 後藤和彦 [執筆]
- 来るべきアメリカニズム : おわりに / 巽孝之 [執筆]
内容説明・目次
内容説明
日本人の無思想に対しアメリカ人の反思想、反知性主義の伝統は、17世紀の異端思想から19世紀のエマソン、フラーらによる超越主義、20世紀のヘミングウェイからヴォネガットに及ぶ反権威主義、ビート世代の神秘主義、レーガンからブッシュ父子へと続くポピュリズムやネオリベラリズムまで、知よりも情を、ロジックよりもキャラクターを優先してきた。反知性主義を抜きにしてアメリカ独自の「知性」はありうるか?気鋭の7人が植民地時代から9.11同時多発テロ、2008年度大統領選までを射程にアメリカニズムの神髄に迫る。
目次
- はじめに 恐怖の同毒療法
- 第1章 アメリカ文学と反知性主義の伝統
- 第2章 T.S.エリオット、または反知性を内包する知識人
- 第3章 知性・反知性・神秘主義—マカーシーイズムからIDまで
- 第4章 ジェンダー・レトリックと反知性主義
- 第5章 “主知”と“反知”—アメリカ文学創造の活力
- 第6章 フォークナー文学と反知性主義—構造化されたヴィジョン
- 第7章 危機下の知性—アメリカ南部と近代日本
- おわりに 来るべきアメリカニズム
「BOOKデータベース」 より