多文化主義社会の福祉国家 : カナダの実験
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多文化主義社会の福祉国家 : カナダの実験
(シリーズ・現代の福祉国家, 2)
ミネルヴァ書房, 2008.6
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タブンカ シュギ シャカイ ノ フクシ コッカ : カナダ ノ ジッケン
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参考文献: 章末
Description and Table of Contents
Description
強大な隣国アメリカに向き合うなかで、カナダは独自の社会統合を実現してきた。英仏二つのネイション、先住民、そして多くの少数民族が、そのアイデンティティを損なうことなく、多様なままに共存する社会、それはいかにして可能になったのか。実験国家カナダの営みから福祉国家のオルタナティブを探る。2007/2008年カナダ出版賞受賞。
Table of Contents
- カナダにおけるナショナル・アイデンティティの探求と超克の旅
- 第1部 カナダと福祉国家(福祉国家は危機に陥っているか?—豊かな民主主義19カ国の類似性と差異の比較を通じて;オーストラリアの福祉国家—連邦制の影響はあったのか?;アメリカ福祉国家システムの構造的特質とその起源;統治術としての福祉国家—領域政治とカナダの社会政策;財政連峰主義の変容)
- 第2部 社会統合の多面性(「白人国家」カナダの構築—20世紀前半における精神衛生運動と移民;カナダにおけるコリアン新移民のストラテジーと社会統合—グローバル化時代の新移民と、受け入れ社会の「責任」に関する試論;過去へ、現在へ—新世紀のカナダと文学の力;差異が生み出す差異—カナダにおける文学、国民、「アジア系カナダ人」の文化生産;セレブリティ文化と国民教育;ハーバー政権の加米関係;カナダにおける国家安全保障政策とムスリム・コミュニティ)
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