廃墟の中から
著者
書誌事項
廃墟の中から
(ちくま学芸文庫, [ニ-9-9] . 日本の百年||ニホン ノ ヒャクネン ; 9)
筑摩書房, 2008.6
- タイトル読み
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ハイキョ ノ ナカ カラ
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注記
年表: p575-580
『鶴見俊輔集 続1』(2000年11月筑摩書房刊) 所収「廃墟の中から」を底本とし、『日本の百年2 廃墟の中から』(1961年10月筑摩書房刊)、『記録現代史 日本の百年2 廃墟の中から』(1967年2月筑摩書房刊)、改訂版『記録現代史 日本の百年9 廃墟の中から』(1978年7月筑摩書房刊) を適宜参照した。
内容説明・目次
内容説明
開国以来、日本の歩んできた100年、そこに生きた人々、当時の雰囲気、世相風俗を浮き彫りにした、臨場感あふれる迫真のドキュメント。公式記録や史料、体験談、新聞、雑誌、回想録、流行歌にいたるまで多方面から取材し、時代の種々相を写し出した記録現代史全10巻。復刊を待望された名著の文庫化。第9巻は、敗戦直後の想像を絶する経済的窮乏と精神的貧困の時代。同時にまた、日本歴史始まって以来、最も可能性に満ちた時代でもあった。見わたせば一面焼野原、降り注ぐ陽光、そして解放感。引揚者、もと特攻隊、ヤミ屋、戦災孤児、多様な民衆が廃墟の中でさまざまな未来像を描いて必死に生きる。
目次
- 無風地帯の記録
- 第1部 未来像の創造(マッカーサーが来た;死をとおして国家の復活を;人民管理;日本の予言者たち;よみがえる共同体;新しい憲法が生まれた)
- 第2部 占領されるということ(占領軍の肖像;実力者のすげかえ)
- 第3部 世界の流入(やみ市をとおって;引揚者のもってきた世界)
「BOOKデータベース」 より