イエスの宗教
著者
書誌事項
イエスの宗教
岩波書店, 2009.3
- タイトル読み
-
イエス ノ シュウキョウ
大学図書館所蔵 件 / 全113件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
イエスが示した、「神がはたらく場」としての、この世界—その「はたらき」の内に生きる人と社会は、何を逸脱と認め、どこに希望を見出すべきなのであろうか。新約聖書から、リアルな宗教経験を伝える地層を発掘し、そこにはたらく力のダイナミックスを精密に言葉にする。自己と他者、そして共同世界の、ありうべき原像とは何か。その鏡に映すとき、今日の生活圏はどのようにゆがんだ姿をあらわすのだろうか。イエスが生きた「神の国」を、神のはたらきの場の存在とその作用として記述し、仏教の世界観とも交差させつつ、場所論的宗教理解の地平を拓く。批判を媒介として、新しい宗教世界の展望を探ろうとする思索の結晶。
目次
- プロローグ はたらく神—その解明としての場所論
- 第1部 神のはたらき(「神のはたらき」はどこにあるか;「神のはたらき」によって何が起こるか)
- 第2部 イエスと現代(まず神の国を求めよ;配慮するとはどういうことか;配慮する自我と「人の子」イエス;あなたはどこにいるのか)
- エピローグ 場所論の中心にあるもの
「BOOKデータベース」 より