関係の化学としての文学
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関係の化学としての文学
新潮社, 2009.4
- タイトル読み
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カンケイ ノ カガク トシテノ ブンガク
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内容説明・目次
内容説明
「小説」は関係の化学である。「まんが・アニメ的リアリズム」「ゲーム的リアリズム」など表現スタイルごとに固有のリアリティがあるが、こと「関係性のリアリティ」においては、言語を直接の素材とする小説が圧倒する—。文学の可能性を示す画期的な表言論。
目次
- はじめに 「関係の化学」は存在しない
- すべての関係は性的関係である
- 関係と想像のエレメント
- 関係性の四象限
- 雅子はアンティゴネーではない
- ナンバーワン・コンストラクション、あるいは欲望の射影幾何学
- デュラス=鹿島田の三角形
- アブソープションと関係平面
- アミーバたちの虚構装置
- 「谷崎潤一郎」へのショートカット
- 関係性の「解像度」—『卍』と『鍵』をめぐって
- “”ぶる・コンティンジェンシー・イン・ヴィトロ
- ゲシュペンステルと下痢
- 中上健次の欲望と戒め
- 地の果てで、娘は母に「違う」と言う
- 非対称性に向かうまなざし
「BOOKデータベース」 より