グノーシス主義の思想 : 「父」というフィクション
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グノーシス主義の思想 : 「父」というフィクション
春秋社, 2009.11
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グノーシス主義の思想 : 父というフィクション
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グノーシス シュギ ノ シソウ : 「チチ」 ト イウ フィクション
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文献一覧: p267-271
Description and Table of Contents
Description
伝統や権威に反逆するもうひとつの“知”のかたちとして、心理学者ユングやポストモダンの思想家など、多くの知識人を魅了してきたグノーシス主義。しかし彼らの理解は、おのれの空想や独善を仮託した蜃気楼にすぎなかった。虚妄の解釈を排して、歴史の流れを大胆につかみ、テキストを細心に読み解くとき、“父なる神”の真の姿を求めて進化したグノーシス主義の発展と崩壊の軌跡がはじめて明らかになる。
Table of Contents
- 第1章 グノーシス主義前史(古代都市の信仰—「父」というフィクション;プラトン主義的形而上学;ストア主義的自然学;混淆主義的変身譚)
- 第2章 二つのグノーシス神話(『ポイマンドレース』;『ヨハネのアポクリュフォン』)
- 第3章 鏡の認識(グノーシス主義と精神分析;プレーローマの成立と破綻;奪われた自己像;仮現論—真実の神の変容;新婦の部屋)
- 第4章 息を吹き込まれた言葉—グノーシス主義とキリスト教(グノーシス主義とキリスト教;神の三つのペルソナ—キリスト教教義の要約;言葉の分裂;真の神の名)
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