中世の狂気 : 十一〜十三世紀
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中世の狂気 : 十一〜十三世紀
人文書院, 2010.1
- Other Title
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La folie au Moyen Âge : XIe-XIIIe siècles
中世の狂気 : 11-13世紀
- Title Transcription
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チュウセイ ノ キョウキ : 11 13セイキ
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Note
その他の訳者: 金吉晴, 竹中吉見, 武本一美, 波多野和夫, 濱中淑彦, 山岸洋, 山口俊郎
監訳: 濱中淑彦
参考文献: 各章末
原著者主要著作: p418-421
Description and Table of Contents
Description
本書は中世の精神疾病とその治療の実際を精神医学的に分析紹介しつつ、著者の視野は広く人間活動の諸分野に及ぶ。狭義の「自然的狂気」にとどまらない、サタンと神の間に出現した狂気、悪魔憑き、無信仰と異端や神秘的体験など“聖なる狂気”に連なる「超自然的狂気」の様々な局面を、幾多の詩篇写本の図像表現や大聖堂建築の彫刻群、俗語文学など具体的な資料を用いて展開した西洋中世史研究の貴重な書。
Table of Contents
- 第1部 狂気の宇宙(悪魔の犠牲者と悪魔の味方(一)狂気の悪魔化;悪魔の犠牲者と悪魔の味方(二)狂気の道徳化;天から遣わされた人々;医学的省察の発展;文学的及び図像的な紋切型表現の成功)
- 第2部 狂気に対する封建社会の態度(狂人に対する寛容と統合(一)癒し聖人頼み(十一〜十三世紀);狂人に対する寛容と統合(二)「自然的」手段(十二〜十三世紀);狂人の周縁化と排斥(十二〜十三世紀);狂気の取り込み)
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