昭和文壇の形成
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昭和文壇の形成
(新・日本文壇史 / 川西政明著, 第3巻)
岩波書店, 2010.7
- タイトル読み
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ショウワ ブンダン ノ ケイセイ
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注記
参考文献: p247-254
内容説明・目次
内容説明
大正五年の漱石の死が大正文壇の始まりであったように、昭和二年の芥川龍之介の自死は昭和文壇の始まりであった。そしてその四年前の大正十二年に菊池寛によって創刊された『文藝春秋』が、昭和文壇の形成に大きな役割を果たすことになった。中原中也・小林秀雄・長谷川泰子の「天下の三角関係」、梶井基次郎と宇野千代の恋、「伊豆の踊子」のモデル問題、川端康成の秘めた恋、萩原朔太郎や室生犀星をめぐる女性たちのことなど、昭和初期の文壇を描きだす。
目次
- 芥川龍之介の自殺(芥川龍之介の支那旅行;江南の旅で宿痾の神経衰弱が顔を出す ほか)
- 菊池寛、『文藝春秋』を創刊(一高生芥川龍之介と菊池寛;菊池と佐野文夫の同性愛 ほか)
- 川端康成の恋(天涯孤独な川端康成;「異常を一向異常と感じない」個性 ほか)
- 中原中也と小林秀雄(富永太郎のマリア;大空詩人永井叔 ほか)
- 室生犀星と萩原朔太郎(犀川の風に吹かれる;犀星の実父、実母探し ほか)
「BOOKデータベース」 より