書誌事項

吐き気 : ある強烈な感覚の理論と歴史

ヴィンフリート・メニングハウス [著] ; 竹峰義和, 知野ゆり, 由比俊行訳

(叢書・ウニベルシタス, 943)

法政大学出版局, 2010.8

タイトル別名

Ekel : Theorie und Geschichte einer starken Empfindung

タイトル読み

ハキケ : アル キョウレツナ カンカク ノ リロン ト レキシ

大学図書館所蔵 件 / 181

この図書・雑誌をさがす

注記

索引: 巻末p1-7

引用文献: 巻末p9-30

内容説明・目次

内容説明

古典主義美学における「吐き気」と「美」のあいだの交錯関係、カントによる「吐き気」の理論的・実践的位置づけ、初期ロマン主義における「腐敗」の詩学、ボードレール、ローゼンクランツ、ニーチェ、フロイト、カフカ、バタイユ、サルトル、クリステヴァまで“反美学”の系譜を明らかにする。

目次

  • 序章 嘔吐と笑いのはざまで—吐き気の哲学の消尽点
  • 第1章 美学理論における吐き気というタブーと吐き気の遍在
  • 第2章 厭わしい部位と吐き気を催させる時間—理想美を湛えた身体の構成
  • 第3章 「強烈な生命感覚」と哲学のオルガノン—カントにおける吐き気の判断
  • 第4章 腐敗のポエジー—「美しき吐き気」と「ロマン主義的なもの」の病理学
  • 第5章 吐き気の「否」とニーチェの認識の「悲劇」
  • 第6章 悪臭を発することの精神分析—フロイトにおけるリビドー、吐き気、文化の発展
  • 第7章 吐き気の天使—“硫黄臭い”快の“無垢なる”享受をめぐるカフカの詩学
  • 第8章 聖なる吐き気(バタイユ)と実存のべとつくマーマレード(サルトル)
  • 第9章 アブジェクトな母(クリステヴァ)、“アブジェクト・アート”、吐き気・現実界・真理の収斂

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB0302323X
  • ISBN
    • 9784588009433
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    ger
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    viii, 763, 89p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
ページトップへ