内なる他者のフォークロア
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内なる他者のフォークロア
岩波書店, 2010.10
- タイトル読み
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ウチナル タシャ ノ フォークロア
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注記
参考文献: p271-277
内容説明・目次
内容説明
“内なる他者”をめぐる差別への欲望とは何か。柳田国男以降、差別にまつわるフォークロアが本格的に問われることは稀だった。だが、つねに批判されてきた民俗学的な知の系譜のなかに、ほそぼそとではあれ、差別のフォークロアの萌芽が埋もれている。天皇と被差別民の起源をめぐる問いとは?沖縄、東北の差別とは?先人たちの差別論にかかわる仕事を掘り起こし、あらたな思索を開く。
目次
- 第1章 差別のフォークロア(柳田国男—漂泊から定住へ;折口信夫—はじめにマレビトありき ほか)
- 第2章 王とヒジリの物語へ(ヒジリと毛坊主;流離する王の物語)
- 第3章 菅江真澄、白太夫の子孫の旅(真澄/白太夫の子孫として;東北から/移植された被差別部落 ほか)
- 第4章 異邦人のまなざしのもとに(美しき未開人の肖像;異質なるもの、汝の名は)
- 終章 内なる他者をめぐる断章
「BOOKデータベース」 より