古語の謎 : 書き替えられる読みと意味

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古語の謎 : 書き替えられる読みと意味

白石良夫著

(中公新書, 2083)

中央公論新社, 2010.11

タイトル別名

古語の謎 : 書き替えられる読みと意味

タイトル読み

コゴ ノ ナゾ : カキカエラレル ヨミ ト イミ

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注記

参考文献: p233-240

内容説明・目次

内容説明

古語とは何か。「明治維新以前の言葉」ではない。江戸時代には『源氏物語』の言葉が、平安時代には『万葉集』の言葉が古語であったように、今後も書き換えが続いていくのである。江戸中期、初めて「古典をその時代の言葉で読む」方法が確立する。賀茂真淵、本居宣長らによって夥しい古語が読まれ、解釈され、『万葉集』や『古事記』は庶民に近くなる。その過程で生まれた仮説や誤りの謎を解き、言葉の本質を考える。

目次

  • 第1章 創作される人麻呂歌—「ひむがし」が歌語になるまで
  • 第2章 「秘す可し」を乗り越えて—近代化する古典学
  • 第3章 幻の万葉語たち—江戸時代に生まれた古代語
  • 第4章 濁点もばかにならない—架空の古語の成立
  • 第5章 銭湯の古典談義—大衆化する古学
  • 第6章 発見の時代—古学の充実
  • 第7章 鈴虫はちんちろりんと鳴いたか—古学の呪縛
  • 第8章 古典解釈の江戸と京都—反古学派の古典享受
  • 終章 作者自筆本という幻想—古学の限界

「BOOKデータベース」 より

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