書誌事項

文化を転位させる : アイデンティティ・伝統・第三世界フェミニズム

ウマ・ナーラーヤン著 ; 川端浩平 [ほか] 訳

(サピエンティア, 14)

法政大学出版局, 2010.12

タイトル別名

Dislocating cultures : identities, traditions, and Third World feminism

Dislocating cultures

文化を転位させる : アイデンティティ伝統第三世界フェミニズム

タイトル読み

ブンカ オ テンイ サセル : アイデンティティ デントウ ダイサン セカイ フェミニズム

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注記

Dislocating cultures : identities, traditions, and Third World feminism (New York : Routledge, 1997) の全訳

監訳: 塩原良和

その他の訳者: 冨澤かな, 濱野健, 山内由理子

内容説明・目次

内容説明

境界を越えた対話のために。西洋の女性が殴られると家庭内暴力といわれるのに、第三世界の女性が殴られるとなぜ文化のせいにされるのか。

目次

  • 第1章 文化に異議を申し立てる—「西洋化」、自らの文化への敬意、第三世界フェミニストたち(母語で発話し、そして沈黙すること;歴史の重み—植民地主義、ナショナリズム、フェミニズム、「西洋化」 ほか)
  • 第2章 「第三世界の伝統」に歴史性と政治性を取り戻すために—「コロニアリスト・スタンス」と現代のサティー論(宣教師の立ち位置の限界性—メアリー・デイリーの「インドのサティー」論における「コロニアリスト・スタンス」;「伝統」としてのサティー—植民地における伝統形成のポリティクス ほか)
  • 第3章 クロス・カルチュラルなつながり、越境、そして「文化による死」—インドのダウリー殺人と米国のドメスティック・バイオレンス殺人を考える(フェミニズム運動、国内の文脈、フェミニストの取り組みが「できるまで」;クロス・カルチュラルな理解の試みが「ない」結果 ほか)
  • 第4章 鏡の向こうの暗闇—使者・鏡・真の当事者という先入観(第三世界フェミニストと西洋の憂慮—「人類学的視点」との対決;「豊かな文化」による接近と「使者」の立ち位置 ほか)
  • 第5章 文化を食べる—編入、アイデンティティ、インド料理(カレーを食べる、インドを食べる;インド人を取り込み、英国を食わせる ほか)

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB04045078
  • ISBN
    • 9784588603143
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    eng
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    xvi, 335p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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