江戸の紀行文 : 泰平の世の旅人たち
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江戸の紀行文 : 泰平の世の旅人たち
(中公新書, 2093)
中央公論新社, 2011.1
- タイトル読み
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エド ノ キコウブン : タイヘイ ノ ヨ ノ タビビト タチ
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注記
江戸時代の紀行に関する基本的な文献: p302-307
内容説明・目次
内容説明
徳川の世は泰平。人びとはどこへでも旅ができる喜びを実感する。旅といえば辛く悲しいという中世以来の意識は劇的に変化し、「楽しい」「面白い」が紀行文の一つの型となり、さらに「いかに実用的か」が求められるようになる。辺境への関心も芽生え、情報量も豊富になっていく。好奇心いっぱいの殿様の旅、国学者のお花見、巡検使同行の蝦夷見聞などを通して、本書は江戸の紀行文の全体像を浮かび上がらせるものである。
目次
- 第1章 『おくのほそ道』は名作か?
- 第2章 林羅山と名所記—『丙辰紀行』を読む
- 第3章 石出吉深と寺社縁起—『所歴日記』を読む
- 第4章 貝原益軒と博物学—『木曾路記』『南遊紀事』を読む
- 第5章 本居宣長と古典文学—『菅笠日記』を読む
- 第6章 橘南谿と奇談—『東西遊記』を読む
- 第7章 古川古松軒と蝦夷紀行—『東遊雑記』を読む
- 第8章 土屋斐子と女流紀行—『和泉日記』を読む
- 第9章 東海道の紀行はなぜつまらないのか?
- 第10章 小津久足と旅心—『青葉日記』を読む
- 終章 その後の紀行—幕末から明治へ
「BOOKデータベース」 より