「海の道」の三〇〇年 : 近現代日本の縮図瀬戸内海

書誌事項

「海の道」の三〇〇年 : 近現代日本の縮図瀬戸内海

武田尚子著

(河出ブックス, 029)

河出書房新社, 2011.4

タイトル別名

海の道の三〇〇年 : 近現代日本の縮図瀬戸内海

海の道の300年 : 近現代日本の縮図瀬戸内海

タイトル読み

「ウミ ノ ミチ」ノ サンビャクネン : キンゲンダイ ニホン ノ シュクズ セトナイカイ

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注記

引用・参考文献: p208-210

内容説明・目次

内容説明

古来、日本の政治・経済・文化と深く関わり、歴史的蓄積が厚い「海の道」瀬戸内海。漁業、交易、エネルギー輸送…人とモノが活発に行き交い、時代とともに多様な産業が折り重なってゆくその歩みは、まさに日本の近代史・昭和史の縮図と言える。瀬戸内の主要航路に面したある小さな島にスポットをあて、内海での鯛網漁から、西海捕鯨へ、マニラ湾へ、南氷洋捕鯨へと拡がった海の労働の世界、海運・造船業の成長にともなう「海の道」の再編成に揺れる地域社会の姿も活写。丹念なフィールドワークの成果が随所に光る画期作である。

目次

  • 「海」と「島」へのいざない
  • 第1部 近代日本と漁民の「海の道」—拡大する漁民の世界(西海捕鯨と出稼ぎの道;網の島と船;マニラ湾の日本人漁業;母村の変容—移民送出母村の空間と文化;南氷洋捕鯨への道)
  • 第2部 昭和史のなかの瀬戸内海—「海の道」の再編成(「船」が生みだす「産業の時間」;海の労働者の世界)
  • 第3部 「海」と「島」のゆくえ—一九八〇年代の瀬戸内海(「産業の時間」に揺れる島;海と島の「根の世界」)
  • 「海の世界」の重層性

「BOOKデータベース」 より

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