魂の変容 : 心的基礎概念の歴史的構成
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魂の変容 : 心的基礎概念の歴史的構成
岩波書店, 2011.6
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タマシイ ノ ヘンヨウ : シンテキ キソ ガイネン ノ レキシテキ コウセイ
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注記
引用文献表: 後付ページp21-41
内容説明・目次
内容説明
「対象」「感情」「想像力」「志向性」など、心のはたらきにかかわる基本用語の形成・受容・変容の過程を古代ギリシアから歴史的にたどり、それらの言葉に織り込まれた意味を解きほぐす。本書にまとめられた概念史的考究をつうじて著者は、内的で能動的な存在という従来の「心」の描像から、環境世界との関係を本質的な契機として自らのうちに組み込む「魂」の描像へと、心の描き方の転換をはかろうとする。アリストテレスを導きの糸として、心をめぐる探究に分野を超えて豊かな示唆を与える論文集。
目次
- 序 異なる思考の方向感覚を取り戻すために
- 1 名づける、喩える、書き換える
- 2 オブジェクトとの遭遇—「主客転倒」以前の対象概念
- 3 “感情”の理論、理論としての“感情”
- 4 ファンタシアーの変貌—現われ・表象・想像
- 5 志向性—現在状況と歴史的背景
「BOOKデータベース」 より