老年と正義 : 西洋古代思想にみる老年の哲学
著者
書誌事項
老年と正義 : 西洋古代思想にみる老年の哲学
名古屋大学出版会, 2011.10
- タイトル読み
-
ロウネン ト セイギ : セイヨウ コダイ シソウ ニ ミル ロウネン ノ テツガク
大学図書館所蔵 件 / 全150件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
老年とはたんに福祉の対象なのか。人生の最終章をむかえ、あらためて正しく生きることを考え、実践すべき時ではないのか。老人は政治にも参与すべきか。西洋古代思想にさかのぼり、見失われた正義という観点から、老年を内面から支える精神的基盤を問い直す注目の書。
目次
- 序章 「老いは険しい道か、楽しい道か」
- 第1章 西洋古代世界における老年像(西洋古代文学における多様な老年像;ホメロス世界の老年像—老賢者の理想とポスト英雄時代;ヘシオドス—人間の成熟と老後の世話;悲劇における老年—悲観的な老年像の支配とその超克;喜劇のなかの老年—世代間の争い)
- 第2章 文学から哲学へ—プラトンとアリストテレスの老年観(プラトンの老年論と自然学的理論—『ティマイオス』;アリストテレスの老年論と自然学的理論—『自然学小論集』;プラトンとアリストテレスの老年論の比較)
- 第3章 ヘレニズム・ローマ期の老年像の変遷—晩年の理想と現実(プラトンの老年論の系譜—キケロの「悦ばしい老年」;プルタルコスと老人の政治参加;セネカ—閑暇の意義;エプクロス派の老年論)
- 終章 西洋古代思想における老年と正義
「BOOKデータベース」 より