寺田寅彦 : 漱石、レイリー卿と和魂洋才の物理学
著者
書誌事項
寺田寅彦 : 漱石、レイリー卿と和魂洋才の物理学
(中公新書, 2147)
中央公論新社, 2012.1
- タイトル別名
-
寺田寅彦 : 漱石レイリー卿と和魂洋才の物理学
- タイトル読み
-
テラダ トラヒコ : ソウセキ、レイリーキョウ ト ワコン ヨウサイ ノ ブツリガク
大学図書館所蔵 件 / 全279件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
年譜: p248-259
内容説明・目次
内容説明
文理に異才を発揮した寺田寅彦には、二人の“師”がいた。夏目漱石とイギリスのノーベル賞科学者レイリー卿である。「空はなぜ青いか」の謎を解いたレイリー卿は、私邸の実験室で研究に耽る「道楽科学者」であった。寅彦もまた、随筆や俳句を発表し、音楽や絵画を愉しむ一方で、「尺八の音響学」「椿の落下運動」など、意表をつくテーマの研究にあけくれた。寺田物理学の真髄に迫り、その和魂洋才の精神をさぐる。
目次
- 1章 寺田寅彦と二人の師—漱石とレイリー卿
- 2章 レイリーと古典物理学—青空の謎から音響学まで
- 3章 レイリーとノーベル賞—アルゴンの発見と放射理論
- 4章 寺田寅彦と古典物理学—尺八から椿の花の落下まで
- 5章 寺田寅彦と新しい物理学—X線回折と結晶構造の美
- 6章 寺田寅彦と科学随筆—二十世紀物理学の助走
- 7章 寺田寅彦と漱石の面影—別れと“再会”
「BOOKデータベース」 より