煩悶青年と女学生の文学誌 : 「西洋」を読み替えて

書誌事項

煩悶青年と女学生の文学誌 : 「西洋」を読み替えて

平石典子著

新曜社, 2012.2

タイトル別名

煩悶青年と女学生の文学誌 : 西洋を読み替えて

「西洋」を読み替えて : 煩悶青年と女学生の明治文学

タイトル読み

ハンモン セイネン ト ジョガクセイ ノ ブンガクシ : セイヨウ オ ヨミカエテ

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注記

人名・著作・雑誌索引: p352-358

博士論文「「西洋」を読み替えて : 煩悶青年と女学生の明治文学」の一部を修正・改稿したもの

内容説明・目次

内容説明

かつて学生のあいだに「煩悶」が大流行した。明治後半である。そのころ、高等教育を受けた「女学生」も誕生した。これら特権的若者の実態を、その「新しさ」のモデルとなった「西洋」と往還しつつ、当時のメディア・文学のなかに探る。

目次

  • 第1章 明治の「煩悶青年」たち(「煩悶青年」とは何か;文学のなかの煩悶青年たち;明治末の『ヨーン・ガブリエル・ボルクマン』)
  • 第2章 「女学生」の憂鬱(「女学生」というメタファー;「恋愛」の波及;「女学生神話」の確立)
  • 第3章 「堕落女学生」から「宿命の女」へ(「堕落女学生」の行方;明治東京の「宿命の女」)
  • 第4章 「新しい男」の探求—ダンヌンツィオを目指して(『煤煙』という出発点;漱石と鴎外の青年像—「新しい男」とは何か;「醜い日本人」をめぐって—ダンヌンツィオと高村光太郎を結ぶ糸)
  • 第5章 女たちの物語(「令夫人」から「妖婦」へ—大塚楠緒子の作品をめぐって;遅れてきた女学生小説—『あきらめ』の意義;女たちの新たなる地平—『青鞜』に集う物語)

「BOOKデータベース」 より

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