女の旅 : 幕末維新から明治期の11人

書誌事項

女の旅 : 幕末維新から明治期の11人

山本志乃著

(中公新書, 2155)

中央公論新社, 2012.3

タイトル読み

オンナ ノ タビ : バクマツ イシン カラ メイジキ ノ 11ニン

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注記

主要参考文献: p217-220

内容説明・目次

内容説明

江戸期以前、女性が一人で旅することは難しかった。身の危険、歩きという制約、何より、男に付き従う姿こそ美徳とされたからだろう。だが、明治維新による文明開化以降、女性たちの旅は少しずつ広まっていく。本書は、日記、手記、聞き書きなどの記録から、全国漂泊、京都への出奔、遊説、米国留学、富士山越冬、蒙古行などの足取りを再現。男尊女卑の風潮が強いなか、時代に立ち向かった女性たちの人生を描く。

目次

  • 旅する女たち—明治維新、もう一つの衝撃
  • 田上菊舎—二二歳で未亡人となった美濃派俳人の全国漂泊
  • 松尾多勢子—尊王思想に傾倒した豪農妻の京都出奔
  • 楢崎龍—龍馬妻の新婚旅行から、夫没後の上京苦譚
  • 岸田俊子—民権派女弁士の全国遊説
  • 津田梅子—六歳での米国留学、日本語忘却後の苦難の日々
  • 花子—旅芸人が見た二〇世紀初めのヨーロッパ
  • 野中千代子—女性初の富士山“越冬”八二日の記録
  • クーデンホーフ光子—欧州渡航と第二の故郷ボヘミアへの思い
  • 河原操子—蒙古王室、教育顧問のアジア紀行〔ほか〕

「BOOKデータベース」 より

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