人種とスポーツ : 黒人は本当に「速く」「強い」のか

書誌事項

人種とスポーツ : 黒人は本当に「速く」「強い」のか

川島浩平著

(中公新書, 2163)

中央公論新社, 2012.5

タイトル別名

人種とスポーツ : 黒人は本当に速く強いのか

タイトル読み

ジンシュ ト スポーツ : コクジン ワ ホントウニ 「ハヤク」 「ツヨイ」 ノカ

大学図書館所蔵 件 / 353

この図書・雑誌をさがす

注記

図版出典一覧: p249

参考文献: p250-256

内容説明・目次

内容説明

オリンピックの陸上男子100m決勝で、スタートラインに立った選手56人は、ここ30年すべて黒人である。陸上以外の競技でも、彼らの活躍は圧倒的に見える。だが、かつて彼らは劣った「人種」と規定され、スポーツの記録からは遠い所にあった。彼らは他の「人種」に比べ、本当に身体能力が優れているのか—。本書は、人種とスポーツの関係を歴史的に辿り、最新の科学的知見を交え、能力の先天性の問題について明らかにする。

目次

  • 序章 黒人と身体能力—生まれつき優れているのか
  • 第1章 「不可視」の時代—南北戦争以後〜二〇世紀初頭
  • 第2章 人種分離主義体制下—二〇世紀初頭〜一九二〇年代
  • 第3章 「黒人優越」の起源—身体的ステレオタイプ成立と一九三〇年代
  • 第4章 アメリカンスポーツ界の人種統合—すべてはベースボールから始まった
  • 第5章 台頭から優越へ—メダル量産と黒人選手比率の激増
  • 第6章 水泳、陸上競技と黒人選手—「黒人」としての特質なのか
  • 終章 「強い」というリアリティ—歴史、環境、多様性

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ